銀座のトリル 03-3572-8228

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ママのぽわぽわ銀トリ日記♪
奥多摩にて

長い間ブログをお休みしている間に季節はすっかり真冬になってしまいました。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

今年6月に父を見送りました。
父の最後は羨ましいくらい安らかでした。お医者様も、「亡くなったことにご本人は気づいていないと思いますよ。」と慰めて下さいました。

有識者とか有名人とか、そんな風にはなれませんでしたが、父は真面目に生きていました。娘として立派だったと父を誇りに思っています。

ブログを楽しみにして下さっている皆様には申し訳なく思っていました。

ご心配をお掛けしました。

もう大丈夫です。

可笑しくてお腹を抱えて笑える様になりました。だから、

ブログさいかい〜です。。

私・娘・店内にて

新年明けましておめでとうございます。
良いお天気に恵まれたお正月でした。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

私のお正月は元旦の朝に両親がやって来て夜まで賑やかに過ごし、翌日からは映画三昧。
それが恒例でしたが今年は違いました。
秋に結婚が決まった姪が大晦日からやって来たのです。
4年前に亡くなった姉の下の娘です。

姪が来たからと言ったって姪なので、いつも通り気楽に過ごせば良いと考えていたのですがそうもいきませんでした。
姪は心に誰にも言えない孤独感を溜め込んでいました。
お正月でゆっくりしている私を見たら一気に思いが噴き出したようでした。
娘にとって母親って大きな存在なんですね。
姪は帰る直前まで寂しさを訴え続けていました。

「オバちゃん、絶対に死なないでね。私、もう大切な人を失いたくないのよ。オバちゃん、元気で長生きして私をずっと見ていてね。」って姪は何度も泣きながら私に言いました。

「ほんとにずっと生きてて良いの?」

「え?」

「本当にずっと見てていいのね?」

「 見るって何を?」

後で絶対にもういいって言わないでね。ずっと生きて見てるから。」

「 それ、こわぁ〜い。」笑

お母さんにはなれないけど良いオバちゃんにはなれるかもね。
一生懸命、頑張ってみるわ。
オバちゃんは最後まで頑張る義務があり、あなたには幸せになる義務がある。

私・店内にて

昔むかし。
保育園に行き始めた娘が、その小さな手の中に持てるだけの私のメイク用品を抱えて傍にやって来て、「クルクルしてあげるからね。」
どこで覚えたのか、娘は私を仰向けにして髪をゴムで結びその上からタオルを巻いて、頭の上で瓶を丁寧に横一列にして、

「寝てもいいよ。」

瓶のキャップを外して手の平に少量垂らしては仰向けになった私の顔に塗っていきました。
香りで順番の違いに気付くけど私は黙って目を閉じたまま。

娘の小さなその指がくるくるくるくる私の顔を撫でていきました。そのとき私は娘の指に不思議な力を感じて、この子はきっと将来、美容関係に進むんだろうと思いました。

短大でいいからその後2年間、美容の専門に行かせて欲しいと娘が言った時、私はやっぱり!と思いました。

この歳になると自力での肌の活性は難しく、良いという物は取り敢えず使わずにはいられません。でも塗っても塗っても持続性はなく再生なんて出来るはずもなく、週末にはぼろぼろです。笑

先日自宅に業務用の施術ベッドを購入しました。

サロンのオイルやクリームがずらずら〜っと並んでいます。

お休みの夜は娘先生がそれらを駆使して頑張ってくれています。

綺麗になり放題です。
なのにどうしてなの、復元さえしない。

伸びたら伸びたまま〜、

自由〜。。

20151124-013739
母・自宅にて

父が入院をしてから1人暮らしになった母が毎週末やって来るようになりました。
母はすっかり物忘れがひどくなり、数時間に同じ質問を何度も繰り返します。

しっかり者の母だっただけに私のショックは大きく、何とか少しでも元の母に戻って欲しいと願っていました。だけど今はもう諦めました。

平日は出来る限りの支援をお願いして週末は我が家、それが習慣になりました。

母は娘にネイルとエステをしてもらいながら、「お父さんを見送るまでは死ねないと思うのよ。」
「じゃ頑張らないとね。お父さんは病院にいてとっても落ち着いてるもの。」

「えっ、元気なの?」
「元気じゃないけど良い病院にいて見守られてるもの。」

「あらら〜。」笑

夜はすき焼きをして食べさせました。
母は、「あぁ〜美味しい。皆んなで食べると美味しいわ。」って喜んで、

「お父さん、元気なの?」

「お父さんさえ見送ったら私はいつでもいいんだけどね。私は幸せな人生だった。良い人生でした。」

「だったって、まだ生きてるけどね。」
「 それはそうとお父さん、元気なの?」

頑張れ〜、私。