銀座のトリル 03-3572-8228

6月 2017

店内にて

梅雨というのに清々しいお天気に恵まれた週明けになりました。バルコニーのお洗濯物や毛布が気持ちよさそうに風にゆらゆら揺れています。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

昔は肩こりとは無縁だった私ですが、最近はいつも背中に分厚い鉄板を背負っているような重い怠さを感じています。肩を回したり色々やってみても一向に改善されず、一昨日ついに首や背中まで痛くなってしまいました。単なる運動不足だとお客様は仰るけれど、違う!と私は思っています。笑

自分ではどうにもならなくなりマッサージ院に行ってきたのですが、これがまぁ〜痛いの何のって。

指を当てられただけで飛び上がるほどの激痛。

「お、これは鉄板だな。硬い硬い。指が入らないよ。」とマッサージ師が呟いています。

グリグリ。

痛っ!

ごりごりっ、ぐりぐりっ。

うぅっ!

ぐりぐりぐりっ、ゴリゴリゴリッ!!

うっお〜〜〜〜ん。泣

身体中、汗びっしょりになりました。

私って、いつも気を張ってるっていうか。

顔では笑っていますけど緊張してるんですよ、ぐっと肩に力を入れてね。

何も考えてないだろ?って良く言われますけど、そんな事はなくて。

そう見えるならそれは名演技ですから。

運動不足でこんな事になります?・・・なりますか?あっそーですか。では、

そういう事にしておこう。笑

店内にて

朝早く、母からの電話で起こされました。今日はお休みだから時間を気にせず寝ていられると思っていたけど甘かった。

「もしもしぃ〜」

「今から行ってもいい?顔が見たいと思って。」

これはおいでって言うしかない。笑

暫くしてやって来た母は私の顔を見て、「ごめんなさい。」って言って頭を下げて、「今日は朝からどうしたらいいか分からなくなって。これからどうやって生きていけば良いのか分からなくなって。何の役にも立てなくなってしまって。どうしたら良いだろう?」って。

母に温かい紅茶を入れた。

お土産で頂いた甘いお餅やチョコレートやビスケットも食べさせた。

「美味しい?」

「うん、美味しいね。このお餅、ほっこり甘くて美味しいね。甘い物は大好き。」「 じゃ、これも食べて。役に立ってるじゃない?残ってる甘い物、全部食べてくれるもん。」

「えぇ〜、そんな事で良いの?」

そんな事で役に立つって言ってもらえるなら喜んで全部引き受けると言って母は笑った。

母の好きなのど自慢が始まるとそっと私の横に来て、優勝者が決まるまで私の肩を揉み続けてくれた。

私も出来るかな。

80歳になった時、誰かの役に立てるかな。

顔が見たいって素直に誰かに言えるかな。

まだまだ元気に生きていかないといけない、母の為に。