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親の心、子知らずは代々

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親の心、子知らずは代々

20150815-044131
私・店内にて

じめじめと蒸し暑い日が続いています。皆様、いかがお過ごしですか。
もうそろそろUターンラッシュですね。

どうぞお帰りの際はお気をつけて下さいませ。

いつもの様に朝方から眠り始め喉が渇いて起きた時、いたはずの娘が何処にもいませんでした。

どうせジムで走ってるか、プールで泳いでるか、コスメショップであれこれ塗りたくっているのだろうと思っていました。

ところがそれにしては少し時間が掛かり過ぎです。

私は、「今どこ? 』って娘にメールを送りました。

「一人旅してる。今ね、前橋。」

娘は念願だった1人旅を決行したようでした。前橋メールに続いて、「充電切れそう。充電器持って来てない。」

は?

娘は何も伝えずに出発してこちらが聞くまで何の連絡もしてこないばかりか、充電器も持たずに出たのかと呆れてしまいました。それに前橋ってあの前橋に何があると言うのでしょうか。笑

その日、私はゆっくり眠って涼しくなったら、母の自宅のお掃除に行く計画を立てていました。
でも娘に呆れて眠れなくなったので早目に母を訪ねる事にしました。

母は猛暑日なのに、「良い風が入るから。」と窓全開でソファーに座っていました。

「お母さん、暑い風しか入ってきてないよ。クーラー付けないと熱中症になっちゃうよ。」

クーラーのスイッチを入れようとしましたがリモコンがありません。

「リモコンは?」

「リモコンって?」

「クーラーのリモコンよ。スイッチよ。」
「 壁にない?」

「ないけど?」

「そう? いいよいいよ、付けなくても。良い風が入ってくるから。」

「いゃ、良くないから。ちっとも良い風じゃないから。私が死ぬわ。」

クーラーってリモコンがないとスイッチがないんですね。やっと探し出して付けた頃には全身から汗が吹き出していました。

それから色々やって日が暮れる頃に帰宅。

そこに娘からからメールが届きました。

「新潟にいる。笑」

笑いません。