19
1月
大きな背中
in 銀トリ日記
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掛かりつけのお医者様にインフルエンザだと診断されても熱も出なければ食欲も旺盛で只者じゃないなって思えた母だったけれど、やっぱりただの只者だった。笑
母がぐったり寝込んで3日。お薬を飲ませ汗をかかせ平熱に戻す。戻ったら毛布を取り替える。母の服を剥ぎ取り、頭から足の爪先まで磨き上げ保湿クリームを塗り、新しい衣類に着替えさせる。窓を全開にしアレにもこれにも除菌スプレーする。剥ぎ取った物を洗って干す。栄養ドリンク&デザート付きの立派な食事を提供する。お薬を与える。ベッドに寝させ毛布を掛け休ませる。
ベッドの上の母をコロコロ転ばしながら全身を磨き上げていたら、「 ごめんね。こんな病気になってしまって。良くしてくれてありがとう。良い気持ち!」って言うので、「 心配しなくても大丈夫だよ。もう直ぐ良くなるから。早く良くなってもらわないとね。元気出していこう〜。」って言ったら、「 私はこの病気のままで良いけどね。」って。
自己中か!爆
大学入学と同時に母の元を離れた。母は鰻が苦手だって、数年前に初めて知った。母が本当はビーズや刺繍の可愛らしいお洋服が好きなんだって知った。こんなに華奢で色白だったなんて知らなかった。背負ってくれた背中はもっと・・・
大きかったはず。